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- 自作ゲームの管理・分析権限
「ロブロックスでゲームを公開したのに、誰も遊びに来ない」「訪問数が増えないのは、何が悪いの?」
ロブロックス(Roblox)で作ったゲームに人が来ない原因を、確かめる順番に沿って分かりやすく解説します。この記事では、公開の設定とCreator Hubの分析の見方、タイトルと画像の直し方、すぐにやめられる原因の探し方などを紹介します。
最初の作品に人が来ないと作るのをやめたくなってしまいますが、原因は段階に分けて確かめられます。ロブロックスのおすすめは、遊んだ人の合計ではなく1人あたりの遊ばれ方で判断されるので、小さなゲームでも直し方しだいで遊ばれる人数を増やせます。
人が来ない原因を4つの段階に分ける
ゲームに人が来ないときは、「参加できるか」「見つかるか」「選ばれるか」「続くか」の4つの段階に分けて確かめます。段階によって、先にやることが変わります。
| 段階 | 確かめること | 最初にやること |
|---|---|---|
| 参加できるか | 遊んでほしい人が、実際にゲームに入れるか | 公開範囲と、年齢ごとの公開の条件を確かめる |
| 見つかるか | どこで、どれだけの人に表示されているか | 分析の「Acquisition」で表示と流入元を見る |
| 選ばれるか | 表示を見た人が、遊び始めているか | タイトル・画像と、実際の遊びが合っているか見直す |
| 続くか | 遊び始めた人が、すぐやめずにまた来るか | 最初の数分の遊びと、翌日以降に戻る人の割合を見る |
訪問数の合計だけでは、どの段階でつまずいているかは分かりません。上の段階から順に確かめていきます。
1. 遊んでほしい人が、ゲームに入れる状態か
最初に確かめるのは、ゲームが「遊べる状態」になっているかです。新しく公開したゲームは「非公開(Private)」になっていて、編集の権限がある人しか遊べません。
ゲームの公開範囲は、Creator Hubでゲームを選び、「Configure」→「Settings」の「Audience」で決めます。
| 公開範囲 | 遊べる人 |
|---|---|
| 非公開(Private) | 編集の権限がある人だけ |
| 限定公開(Limited) | テストの権限がある人、フレンド、グループのメンバーなど、選んだ人だけ。ほかの人からは見つけられない |
| 公開(Public) | 誰でも遊べて、ロブロックスの中で見つけてもらえる |
公開(Public)にしても、すべての年齢の人に届くとは限りません。16歳以上と信頼できるフレンドに届けるだけでも、作って2日以上たったアカウントで年齢確認をして、内容についての質問票に答える必要があります。
Roblox KidsとRoblox Select(16歳未満のアカウント)にも届けるには、さらに条件があります。2段階認証をオンにし、Roblox PlusかRoblox Premiumを2か月続けて使うか、返金の条件付きの公開料(1ゲーム1,000 Robux)を払ったうえで、ゲームがKidsとSelect向けの審査に通る必要があります。公開の手順と条件は、ゲームを公開する方法で画像付きで解説しています。
公開範囲を「公開(Public)」にするときに選べる「Exclude from Recommendations」にも注意します。これをオンにすると、ゲームは公開のままでも、ホームの「おすすめ(Recommended For You)」には出ません。分析の画面でも、ホームのおすすめから来た人の数は0になります。
設定を確かめたら、友達などにゲームのページのURLを送り、その人のアカウントで入れるかを試してもらいます。入れない状態のまま告知を増やしても、遊ぶ人は増えません。
2. どこで、どれだけ表示されているか
ゲームに入れることを確かめたら、ゲームがどこで見つかっているかを、Creator Hubの分析で確かめます。Creator Hub(ロブロックスの制作者向けの管理サイト)の「Creations」でゲームを選び、左の「Analytics」から「Acquisition」を開きます。グループで持っているゲームの場合は、グループで分析を見る権限が必要です。
Acquisitionの画面では、新しく来た人と、また来た人のそれぞれについて、表示された回数や遊んだ人数を流入元ごとに見られます。主な流入元は次のとおりです。
| 流入元 | 意味 |
|---|---|
| Home recommendations | ホームのおすすめ |
| Continue play | ホームの「Continue Play」の欄 |
| Friends | ホームの、友達が遊んでいるゲームの欄 |
| Search | 検索結果と、ゲームのページに出る関連のおすすめ |
| Charts | ランキングなどの一覧 |
| Sponsored ads・Search ads | ロブロックスの中に出す広告 |
| Other | 外部のサイトなど、どこから来たか分からない人 |
ロブロックスの中でゲームが見つかる場所は、ほとんどの場合ホームです。ホームのおすすめは2段階で決まり、まずゲームの遊ばれ方からおすすめの候補を選び、次に1人ひとりに合わせて順番を決めます。
おすすめの判断に使う数字は、合計ではなく1人あたりの平均です。少ない人数でも夢中で遊ばれているゲームは、不利になりません。遊んでいる人が少なくても、ほかの人にもおすすめしてよいゲームだという合図になることがあります。広告や検索、友達、SNSでの共有から人が来ると、おすすめの候補として見てもらえるのが早くなります。
表示の数は、ゲームを直さなくても上下するものです。ホームを開く人の数は曜日で変わり、土曜日にいちばん多く平日は少なくなります。夏休みや新学期、祝日や休暇の時期でも変わります。
3. 表示されているのに、遊び始めてもらえない
表示の回数はあるのに遊ぶ人が少ないときは、ゲームのタイトルと画像を見直します。おすすめで表示を見た人のうち、実際に遊び始めた人の割合は「Play through rate」と呼ばれ、おすすめの判断の中でも特に大事な数字です。
ロブロックスの公式ドキュメントでは、タイトル・説明・アイコンをゲームの中身どおりで、ほかのゲームにない独自のものにするよう勧めています。逆に、次のようなゲームはおすすめに出にくくなります。
- 「Robux! Play now!」のように、お金がもらえるような言葉をタイトルの先頭に出しているゲーム
- 恐竜が出る画像なのに、実際は恐竜の出ないアスレチックのように、画像と中身が大きく違うゲーム
- タイトルや見た目が、すでにあるゲームとそっくりなゲーム
タイトルは、何をして遊ぶゲームかが一目で伝わるものにしましょう。たとえば短い配達のオビー(アスレチックのコース)なら、次のように変えられます。
| 伝わりにくいタイトル | 遊びが伝わるタイトル |
|---|---|
| 最高に楽しいゲーム | 雲の上で荷物を届けるジャンプコース |
| 何でもできる世界 | 落とさず運べる?3つの島を渡る配達オビー |
説明文は、最初の一文でどんなゲームかを伝えます。関係のない人気ゲームの名前やキーワードを並べると、かえって表示が減ることがあります。タイトルを何度も変えると、前の名前で探した人に見つけてもらいにくくなるので、変えるのは考えてからにします。
ゲームのページには、画像や動画も載せられます。サムネイルの作り方は、ゲームのサムネイルの作り方で画像付きで解説しています。
タイトル・アイコン・説明を変えたら、Play through rateがどう変わったかを確かめます。変えた日と、変える前の案を記録しておくと、あとで比べられます。タイトルと画像とゲームの中身を同時に大きく変えると、どの変更で数字が変わったのか分からなくなります。
内容の質の問題で表示が減らされているゲームは、Creator Hubのダッシュボードにお知らせの帯が出ます。帯は毎日更新されるので、表示が急に減ったときは最初に確かめます。
4. 遊び始めた人が、すぐにやめている
遊び始めてもらえているのにすぐにやめられているなら、最初の数分の遊びを見直します。遊び始めてすぐにやめた人の割合(First play bounce rate)は、おすすめの判断で悪い合図として使われます。
公式の案内では、初めて遊ぶ人がゲームに入ってから5分以内に楽しい部分にたどり着けるようにすることを勧めています。長い説明より、短いチュートリアルや、その場に出るヒントで遊び方を伝えます。
数字だけでは、なぜやめたのかまでは分かりません。家族や友達など初めて遊ぶ人に遊んでもらい、実際の動きを見ます。
| 見えた動きの例 | 原因の候補 | 次に試す変更 |
|---|---|---|
| 始まってすぐ、同じ場所をうろうろした | 最初にどこへ行けばよいか分からない | 行き先を示す目印を1つ足す |
| 最初のジャンプで何度も落ちた | 難しすぎる、または操作が伝わっていない | 足場の間隔だけを狭めてもう一度試す |
| 落ちたあと、戻り方を探していた | 復活する場所や、次にやることが伝わっていない | 復活する場所と短い案内を直す |
| スマホで説明の画面を閉じられなかった | ボタンが重なっている、画面からはみ出している | 閉じるボタンの位置を直す |
パソコンだけでなく、スマホやタブレットでも遊んでみてください。スマホで押せるボタンの作り方はスマホでも押せるボタンを作る方法、落ちたあとに戻る場所の作り方はチェックポイントの作り方で解説しています。
「つまらないゲームだった」と決める前に、楽しい部分にたどり着く前に止まっていないかを確かめます。数人に遊んでもらった結果は問題を見つけるのには役立ちますが、その結果だけで遊ぶ人全員の好みを決めつけないようにします。遊んでもらうときの見方と記録用の表は、作ったゲームを家族に遊んでもらう課題で紹介しています。
5. 遊んだ人が、また来てくれるか
最初の数分を直したら、遊んだ人がまた来てくれるかを、分析の「Retention」で確かめます。Retentionは、初めて遊んだ人のうち、あとで戻ってきた人の割合です。
| 数字 | 意味 |
|---|---|
| D1 retention | 初めて遊んだ次の日に戻ってきた人の割合 |
| D7 retention | 初めて遊んでから1週間後に戻ってきた人の割合 |
| D30 retention | 初めて遊んでから1か月後に戻ってきた人の割合 |
グラフの日付は、その人たちが初めて遊んだ日です。そのため、D7とD30のグラフでは、最近の日付がまだ空欄になっています。6月20日に初めて遊んだ人のD7の数字が出るのは、7日たった6月27日です。空欄は「0人」という意味ではありません。
一度にたくさんの人が来た日は、その日に来た人のD1・D7・D30がまとめて下がることがあります。公式の案内では、これはよくある一時的なことだと説明しています。
ロブロックスの分析の公式ガイドが勧める順番は、新しい人をたくさん呼ぶ前にD1と遊んだ時間の長さを似たゲームと同じくらいまで上げることです。毎日遊ぶ人が100人以上いるゲームでは、似たゲームと比べた成績表(ベンチマーク)も見られます。
ゲームを更新したら、D1・D7、遊んだ時間、新しく来た人の数がどう変わったかを確かめます。更新した次の日に少し増えただけで、「直したから伸びた」と決めつけないようにします。曜日や時期によっても数字は動きます。
人が少ないうちの改善ノート
遊ぶ人が少ないうちは、数字よりも、何を変えて何が起きたかの記録が役に立ちます。次の項目をメモにして、変更のたびに書きます。
作品の版:
変えた日:
今回調べる段階:参加/見つかる/選ばれる/続く
見えたこと:
まだ分からないこと:
原因の候補:
今回変える1つのこと:
変えずに残すこと:
確かめ方・遊んでもらう相手・端末:
こうなるはずという予想:
実際の結果:
次の判断:このまま/元に戻す/別の原因を試す
数字を比べるときは、「5人中2人」と「500人中200人」を同じ確かさで扱わないようにします。どちらも40%ですが、5人のうち1人が違うだけで、割合は20%も変わります。
告知や広告を始める前に
告知は、どんな人に何を遊んでほしいかを決めてから行います。公式の案内では、外から人を呼ぶ方法として、次のようなものを挙げています。
- XやYouTubeなどのアカウントをゲームのページに載せ、更新やスクリーンショットを投稿する
- 遊ぶ人が感想や不具合を伝え合えるコミュニティを作る
- 似たゲームを作っている制作者と協力する
- 共有リンクを作り、どのリンクから何人が来たかを確かめる
共有リンクから来た人の数は、Creator Hubの左の「Analytics」のトップ(Analytics Home)にある「Share Links」で確かめられます。ほかの人のコミュニティに無差別に投稿したり、うその人気や評価を作ったりする方法は使いません。
ロブロックスの中に出す広告で人を呼ぶこともできますが、広告から来た人の遊び方は、ホームのおすすめの順位を決めるときには数えられません。広告は、おすすめの候補として見てもらうきっかけにはなります。参加できること、最初の遊びが伝わることを確かめてから使います。
どの段階で遊ぶ人がやめているかを細かく知りたい場合は、「Funnel events」という分析の機能が使えます。チュートリアルの1歩目、2歩目のように、遊ぶ人が進んだ段階をスクリプトで記録すると、Creator Hubの分析に「Funnel」のページが追加されます。記録はサーバーのスクリプトから、公開したゲームでしか送れません。Studioのテストや、遊ぶ人の端末側のスクリプトからは送れません。
AIに改善案を相談するときの指示文
ChatGPTやClaudeなどのAIに相談するときは、確かめたことと、まだ分からないことを分けて伝えます。
Robloxで公開したゲームの改善を考えています。
遊びの内容:[記入]
公開範囲と、ほかのアカウントで入れるか:[記入]
調べた期間と、作品の版:[記入]
Creator Hubで見られた数字と、その人数:[表示されない数字は「表示なし」と書く]
初めて遊んだ人の動き:[実際に見たこと]
参加できるか・見つかるか・選ばれるか・続くかの、どの段階に問題がありそうか整理してください。
分かっていることと、予想を分けて、最初に変えることを1つ提案してください。
変える前と後をどう比べるかも教えてください。
少ない人数の結果から、売上や人気を予想しないでください。
よくある質問
小さなゲームは、大きなゲームより不利?
不利にはなりません。ホームのおすすめで使う数字は、遊んだ人の合計ではなく1人あたりの平均で計算されているので、少ない人数でも夢中で遊ばれているゲームはおすすめされることがあります。
ゲームの名前を変えれば人が来る?
名前を変えるだけで人が来るとは限りません。名前を何度も変えると、前の名前で探した人に見つけてもらいにくくなります。同じ言葉を繰り返す名前は、表示を下げられることがあります。
次に知りたいことを選ぶ
- サムネイルを作り直したい → ゲームのサムネイルの作り方
- 公開範囲を確かめたい → ロブロックス(Roblox)のゲームを公開する方法
- 作ったゲームで稼ぐ仕組みを知りたい → ロブロックス(Roblox)で稼ぐ方法