「勝手に課金されないか」「知らない人とチャットしていないか」「何時間やっているのか」。保護者が最初に知りたいのはこの3つです。この記事では、Roblox公式ヘルプ(英語版、2026年10月30日確認)に基づいて、保護者ができる設定を、優先度の高い順に整理します。
この記事で分かること
- 保護者アカウントを子どものアカウントに連携する仕組み
- 課金(支出上限・通知)、利用時間、コンテンツ制限、チャット、ゲームの許可・ブロック
- 年齢によって自動的に変わる設定
- 家庭でのルール決めのヒント
まず:保護者アカウントを連携する
Robloxでは、保護者権限のあるアカウントを作り、子どものアカウントと連携(リンク)することで、子どもの設定を保護者の端末から管理できます。公式ヘルプの説明をまとめると次のとおりです。
- 保護者アカウントは無料。既にRobloxアカウントがあれば、それに保護者権限を追加できる
- 保護者権限を有効にするには、18歳以上であることの年齢確認が必要。方法は顔による年齢推定、政府発行のID、またはクレジットカード
- 連携すると、Roblox.comとモバイルアプリ(iOS / Android)から子どもの設定を変更でき、利用時間や交流相手などの「インサイト」も見られる
- 複数の保護者が、それぞれ自分のアカウントから同じ子どもに連携できる。Robloxはアカウントの共有を推奨していない
- 連携の解除は、保護者のアカウントの Settings ⟩ Parental Controls で子どもを選び、右上の鉛筆の印から「Unlink accounts」を押す。解除すると、許可の付与や設定変更ができなくなる
公式ヘルプ「Parents: How to Link Your Account」によると、連携の始め方は2つです。
- Robloxからのメールから始める:子どもの設定の変更について許可を求めるメールが保護者に届いたら、メールのリンクを開きます。Robloxのアカウントがなければ「Create account」、あれば「Use existing account」を選びます。画面の案内に沿って年齢を確認し、「Agree」を押すと連携します。保護者のアカウントのメールアドレスは、届いたメールのアドレスと同じにします
- 子どもの端末から始める:子どものアカウントで「Settings(設定)」を開き(パソコンは右上の歯車、スマホは右下の「More」から歯車)、「Parental Controls」の「Add parent」を押します。そのあと保護者が年齢を確認し、「Agree」を押します
連携したあとは、以下の設定をどれも保護者自身の端末で、保護者のアカウントの Settings ⟩ Parental Controls から変えられます。子どものアカウントに毎回ログインして設定する必要がなくなるのが、連携の利点です。保護者のアカウントがなくても、子どもの端末で「Parent mode」を使って子どもの申請を承認する方法もあります(順に提供中で、まだ使えない場合があります)。
1. 課金:支出上限と通知
公式ヘルプのFAQによると、保護者は13歳未満の子どもの月ごとの支出上限(Monthly spending limits)と支出通知(Spend notifications)を設定できます。操作するのは保護者のアカウントで、Settings ⟩ Parental Controls から設定します。支出通知はメールで届くため、子どもの端末で使う Parent mode では設定できません。連携した保護者のアカウントが必要です。
- 支出上限:Robux(ロバックス。Robloxの中で使うお金)の購入や、ゲームごとのサブスクリプションなど、Robloxで使うお金の月の上限を決める
- 支出通知:子どもの支出をメールで知らせてもらう。「すべての取引」「高額な支出のみ」「通知なし」から選べる
支出上限は、Settings ⟩ Parental Controls で子どもを選び、Settings you manage ⟩ Spending restrictions ⟩ Monthly spending limit に金額を入れて「Update」を押すと決まります。金額は0から10,000までで、住んでいる国の通貨で決めます。最初は「No limit(上限なし)」です。上限に届いても届かなくても月末にリセットされ、使わなかった分は翌月に繰り越されません。
支出通知は、同じ Spending restrictions の中の Spending notifications で選びます。
| 通知の種類 | 届くタイミング |
|---|---|
| All transactions(すべての取引) | 子どもが買い物をするたび |
| High spend alerts(高額の通知) | その月の支出が100ドル(約1万5,700円)、250ドル(約3万9,300円)、500ドル(約7万8,500円)に届いたとき。そのあとは10回の取引ごと |
| None(なし) | Robloxからは届かない。支払いに使ったサービスや、継続課金の通知は届くことがある |
高額の通知は、連携したすべての保護者に最初からオンです。実際には、その国の通貨で同じくらいの金額に届いたときに通知されます(円換算は1ドル=157円で計算)。
ただし、支出上限で止められない買い方もあります。ギフトカードの引き換えは上限の対象外で、一部のゲーム機では上限が効かないことがあります。たとえばXboxでの購入には、Robloxで決めた上限が当てはまりません。ゲーム機で遊んでいる場合は、ゲーム機の側でも購入の制限をかけておきます(公式ヘルプ「Monthly Spending Limits」)。
保護者のアカウントの Parental Controls で子どもを選ぶと、Robux の欄で子どもが持っているRobuxの残高を確かめられます。「Add Robux」から、保護者が子どものアカウントにRobuxを足すこともできます。この2つは子どもの年齢に関係なく使えるので、お小遣いの代わりに決まった分だけ足すという使い方もできます。
13歳になると支出上限は使えなくなります。支出通知は、保護者のアカウントの Parental Controls の画面の一番下にある「Spending Insights」→「Spending Notifications」から引き続き受け取れます。
Roblox Plusに入っている人は、ほかの人にRobuxを直接送れます。公式ヘルプ「Roblox Plus」によると、送る人も受け取る人も、年齢確認を済ませていることが条件です。18歳以上なら本人だけで送れます。18歳未満の子どもが送ったり受け取ったりするには、保護者の承認が必要です。公式ヘルプ「Parental Controls Overview」によると、送れる量の上限と、送るたびに承認するかどうかは保護者が決められます。初めの上限は1日500 Robux・月1,000 Robuxです。設定する場所は、Parental Controls で子どもを選んだ画面の Robux の欄にある「Manage」です。
これに加えて、Robuxの購入は決済手段(アプリストア、クレジットカードなど)側にも制限があります。スマートフォンやタブレットで遊んでいる場合は、端末側(App Store / Google Play)の購入承認設定もあわせて確認してください。iPhoneやiPadなら、Appleのファミリー共有で子どもを登録し、「承認と購入のリクエスト」で「購入の承認を必要にする」をオンにすると、購入のたびに保護者の承認が必要になります(Appleの公式の説明)。
「ゲームの中で遊ぶ」ことと「お金を払う」ことは別で、無料で遊べるゲームが大半です。お金がかかるのは、主にRobuxの購入、有料プランの Roblox Plus(特典のみ)と、毎月Robuxが付く Plus 500・1000・2000(いずれも月額)、ゲームごとのサブスクリプション、一部のゲームの有料アクセス(日本円で支払うもの)などです。
2. 利用時間
保護者コントロールには利用時間(Screen time)の管理があり、1日の利用時間の上限を設定できます。操作するのは保護者のアカウントで、Settings ⟩ Parental Controls から設定します。連携後は、子どもの日々の利用時間をインサイトとして確認することもできます。詳細な手順は公式ヘルプ「Managing Screen Time」にあります。
- 保護者のアカウントで Settings ⟩ Parental Controls を開き、子どもを選ぶ
- Screen time の欄(7日間の平均を示すグラフ)の「Manage」を押す
- 「Daily limit」の一覧から時間を選ぶ。「No limit(上限なし)」か、15分きざみの時間から選べる
上限に届くと、子どもの画面に上限に届いたことを知らせる表示が出て、その日はもうRobloxを使えません。
同じ画面の「Top games」では、子どもが前の週によく遊んだゲームを20本まで確かめられます。ゲームごとに成熟度と遊んだ時間も出ます。グラフの利用時間はRoblox全体で使った時間で、Top games の時間はそれぞれのゲームの中で過ごした時間なので、合計が一致しないことがあります。
利用時間の上限を保護者が決められるのは12歳までです。13歳からは本人が管理し、保護者は利用時間のインサイトを見る形に変わります。
3. コンテンツの成熟度(Content maturity)
ゲームには内容の成熟度(対象年齢の目安)が表示されます。保護者は、保護者のアカウントの Settings ⟩ Parental Controls からコンテンツ成熟度の制限を設定でき、子どもが遊べるゲームの範囲を決められます。さらに、成熟度の表示に関係なく、特定のゲームを許可またはブロックする機能(Allowed and blocked games)もあります。子どもがよく遊ぶゲームの一覧から直接ブロックすることもできます。
成熟度のラベルは、ゲームのページを開けば誰でも確かめられます。公式ヘルプ「Parental Controls Overview」による中身の目安は次のとおりです。
| ラベル | 含まれることがある内容 |
|---|---|
| Minimal(極少) | ときどきある軽い暴力、現実味のない少しの血、ときどきある軽い怖さ |
| Mild(軽度) | 繰り返しある軽い暴力、現実味のない多めの血、軽い下品な笑い、繰り返しある軽い怖さ |
| Moderate(中程度) | 中くらいの暴力、現実味のある少しの血、中くらいの下品な笑い、実際には遊べない賭け事の表現、中くらいの怖さなど。個室のない交流の場や、自由に絵などを描ける機能があるゲームは、年齢確認を済ませた16歳以上だけが遊べる |
| Content May Vary(内容が変わる場合あり) | 作った人が質問票にすべて答えていないゲーム。多くの地域で、年齢確認を済ませた16歳以上だけが遊べる |
| Restricted(制限付き) | 強い暴力、現実味のある多めの血、恋愛の要素、お酒、強い言葉など。年齢確認を済ませた18歳以上だけが遊べる |
保護者は、Settings you manage ⟩ Content restrictions ⟩ Content maturity で、つまみを左右に動かして子どもが遊べる範囲を決めます。
- ゲームをブロックする:Content restrictions ⟩ Blocked games で「+」を押し、ゲーム名を検索して「Block」を押し、もう一度「Block」を押して決めます。ブロックしたゲームも検索結果には出ます。子どもが遊んでいる最中にブロックした場合は、次にそのゲームに入るときからブロックされます
- ゲームを許可する:Roblox Kids や Roblox Select では、最初は遊べないゲームがあります。子どもが許可を求めると、保護者にメールが届きます。メールの「View Settings」か、Parental Controls の「Pending requests」を開き、「Allow」か「Don't Allow」を選びます。Restricted のゲームは許可できません
- 社会・政治・宗教の問題を主なテーマにしたゲーム:「Sensitive issues」のラベルが付き、年齢確認を済ませた16歳以上だけが遊べます。子どもに遊ばせたい場合は、Content restrictions ⟩ Sensitive issues で「Allow sensitive issues」をオンにします
4. チャットとプライバシー
まず、Robloxのチャットは年齢確認を済ませないと使えません(公式ヘルプ「Experience Chat」)。年齢確認は、カメラで顔を写す年齢推定か、13歳以上なら身分証でも行えます。
- 年齢確認を済ませるまでは、子どもが自分の設定でチャットをオンにすることはできない
- 年齢確認のあとに話せる相手は、年の近い人だけ。知っている人と「Trusted Connections(信頼できるつながり)」になった場合は例外になる
- 5〜9歳がゲーム内のチャット(Experience chat)を使うには保護者の同意が必要。16歳未満が1対1のチャット(Direct chat)を使うにも保護者の同意が必要
保護者がチャットの設定を変えるときは、保護者のアカウントで Settings ⟩ Parental Controls ⟩ Settings You Manage ⟩ Communication ⟩ Experience chat を開きます。年齢確認のしくみは公式ヘルプ「Understanding Age Checks on Roblox」で説明されています。
Settings you manage ⟩ Communication には、主に次の設定があります。
| 設定 | 決めること |
|---|---|
| Experience chat | 同じゲームにいる、年の近い人や信頼できるつながりの相手と文字でチャットできるか |
| Direct chat | 同じゲームにいる相手と、1対1で直接チャットできるか |
| Chat and party with friends | フレンドとパーティー(一緒にゲームに入るグループ)を組んだり、チャットしたりできるか |
| Friends chat | フレンドとのチャットの相手を「All friends」「Trusted friends」「No one」から選ぶ |
これらの設定は、ゲームの作者が独自に作ったチャット機能には当てはまりません。子どもがよく遊ぶゲームに独自のチャットがあるかどうかは、一緒に遊んで確かめておくと安心です。
ほかに、Settings you manage ⟩ Visibility & private servers で、プライベートサーバー(参加できる人を限ったサーバー)に入れる相手を「Friends」か「No one」から選べます。
公式ヘルプ「Safety Features」によると、
- Roblox上のチャットは既定でフィルターされる。不適切な内容や個人情報、外部への誘導を含む投稿はブロックされる
- 12歳以下のアカウントは、不適切な内容に加えて個人情報の投稿も防ぐ、より強いフィルターが適用される
- アカウントの持ち主(子ども本人)は、自分と誰がチャットできるか、誰がメッセージを送れるか、誰がゲームに付いてこられるかを制限・無効化できる。保護者は、連携したアカウントの Parental Controls から同じように管理できる
- フィルターのない会話や音声チャットは、Trusted Connections(信頼できるつながり)など限られた相手にしか使えない
公式ヘルプ「Parental Controls Overview」によると、13歳未満の子どもが信頼できるつながりを増やすには、保護者の許可が要ります。保護者コントロールの Experience chat の設定で、ゲーム内で誰と話せるかを制限できます。チャットを完全にオフにすることもできます。
5. 通報とブロック
嫌がらせやスパムをしてくる相手は、ブロックできます。また、アプリやゲーム内のどこからでも通報(Report Abuse)ができます。子どもに「困ったら通報とブロック」を教えておくと、保護者がいない場面でも自衛できます。
保護者は、Parental Controls で子どもを選び、Friends の欄の「Manage」を押すと、子どものフレンドを一覧で確かめられます。フレンドの横の「…」から、ブロックと通報ができます。保護者がブロックした相手は、保護者の許可なしに子どもと直接チャットしたり、もう一度フレンドになったりできません。13歳からは、ブロックは子ども本人が管理します。
年齢によって設定が変わる
公式ヘルプ「What happens as my child or teen gets older on Roblox?」によると、子どもが大きくなるにつれて、管理の一部が保護者から本人に移ります。
- 5〜8歳(Roblox Kids):遊べるのは成熟度が「極少」「軽度」で選ばれたゲームだけ。年齢確認を済ませた子どもは、すべてのコミュニケーション機能が最初からオフで、チャットを使うには保護者の許可が必要。保護者は特定のゲームを許可できる(18歳以上向けを除く)
- 9〜12歳(Roblox Select):成熟度「中程度」のゲームも遊べる。一部のコミュニケーション機能には保護者の許可が必要。支出上限と通知、利用時間、チャット、ゲームの許可・ブロックなどを保護者が管理できる
- 13〜15歳:支出上限はなくなり、利用時間の上限とユーザーのブロックは本人が管理する。連携は続き、保護者は1対1のチャット(Direct chat)の設定、ゲームの許可・ブロック、Robuxの追加ができる。利用時間、フレンド、Robuxの残高も引き続き確認できる
- 16〜17歳:年齢確認を済ませると、「Content May Vary(内容が変わる場合あり)」のゲームや16歳以上向けのゲームも遊べる。保護者はフレンド、利用時間、支出の様子を見たり、支出通知を受け取ったりできる
- 18歳:保護者との連携が自動で解除される
年齢の節目には、Robloxから保護者と子どもにお知らせが届きます。本人や保護者がまだ変えていない設定は、新しい年齢の設定に自動で変わります。誕生日のタイミングで、設定を一緒に見直すのがおすすめです。年齢の区切りや使える機能は、地域によって違うことがあります。
家庭でのルール決めのヒント
設定だけでは防げないこともあります。次のような話し合いが役立ちます。
- お金:「Robuxは買わない」または「月○円まで」と決め、支出上限と一致させる
- 時間:平日と休日で上限を分ける。利用時間の設定と、実際の生活リズムを合わせる
- 人:知らない人からのフレンド申請は受けない。ゲームの外(別のアプリ)に誘われたら親に言う
- 困ったら:通報とブロックの場所を一緒に確認しておく
「子どもが作りたい」と言い出したら
Robloxのゲームは、無料の制作ソフト「Roblox Studio」で誰でも作れます。子どもが興味を持った場合、パソコンがあれば始められます。Studioのダウンロード・制作・Studioの中でのテストは無料です。ほかの人に遊んでもらうには、公開範囲ごとの条件があります。公開には年齢確認が必要です。そのまま公開すると、遊べるのは年齢確認を済ませた16歳以上の人だけです。換金は13歳以上です。保護者が一緒に確認してください。制作の話はRobloxとは?子どもだけでなく大人が知っておきたい仕組みにまとめています。ゲームづくりを家庭での学びに生かす方法は親子で学ぶゲーム制作の始め方で紹介しています。
ほかの人と一緒に作るときの相手も、保護者が決められます。Settings you manage ⟩ Communication ⟩ Live collaboration in Studio で、次の4つから選びます。「No one」以外は、子どもの年齢確認が必要です。
| 設定 | 一緒に作れる相手 |
|---|---|
| All age groups | すべての年齢の制作者 |
| Similar age groups or trusted friends | 年の近い制作者か、信頼できるつながりの相手 |
| Similar age groups | 年の近い制作者だけ |
| No one | だれとも一緒に作れない |
機能名や画面は更新が多いため、実際に設定するときは公式ヘルプ「Parental Controls FAQ」を開きながら進めてください。
よくある質問
子どものアカウントを停止したいときは?
子どものアカウントで Settings ⟩ Privacy & content maturity を開くと、アカウントを停止(Deactivate)できます(公式ヘルプ「Parental Controls FAQ」)。
次に知りたいことを選ぶ
- 自分でも作ってみたい → ロブロックス(Roblox)のゲームの作り方|初心者・プログラミング未経験でもAIで作れる?
- 子どもの利用が心配 → 保護者向けガイド:課金・チャット・利用時間の設定
- 稼ぐ仕組みを詳しく知りたい → ロブロックス(Roblox)で稼ぐ方法|本当に稼げるのか?仕組み・換金レート・日本人の実例